日程調整というと、候補日を調整して、日程を確定して、確定日程を関係者に通知したところで一区切りついた気になりがちです。 しかし、通知を送ったことと、関係者がそれを実際に見たこととは、別のことです。
日程調整はしたのに、一部の人にだけ送れていなかったり、送ってはいたが見ていなかったりして、 後になって「通知が来ませんでした」と言われる。こうしたことは珍しくありません。 日程調整は、関係者が確定日時を確認したことまで見届けて、はじめて完了します。
日程調整は、確定日程を通知して終わりではありません。 この記事で扱うのは、確定日程の通知の後にある「確定確認」の部分です。
水色でハイライトした工程を中心に解説します。
確定日程の通知そのものについては 日程調整のFIX(確定)方式について 、通知の手前にある関係者ごとの事情の把握については 日程調整の候補日を作る前にやるべき「関係者管理」 でも扱っています。
確定日程の通知を送ったあと、それを関係者が実際に開いて確認したかどうかまで把握していないと、 「送信自体を忘れていた」のか「送ってはいたが関係者が見ていなかった」のかを、後から区別できなくなります。 どちらも結果としては「相手に確定日程が伝わっていない」という同じ状態ですが、原因はまったく違います。
確認したかどうかを記録し、それを一覧で目視でき、確認していない人にはその場で再送できる。 ここまでをやらないと、日程調整の仕組みとしてはサービス品質が欠落している状態だと言えます。
実際の画面イメージで見てみましょう。
確定日程の通知メッセージには、「確認したらクリック」というリンクが入っています。 関係者が「確認しました」という専用のボタンを別途押す必要はなく、このリンクを開いた時点で、 開いた日時がそのまま記録される仕組みです。
リンクの先のページには、確認済みであることへのお礼の一文と案件名だけが表示され、 そこで何かのボタンを押す必要もありません。関係者にとっては、通知を開いて内容を確認するだけの、 ごく自然な操作の中で記録が残ることになります。
関係者が1人か2人であれば、個別に電話やメッセージで確認を取ることもできるかもしれません。 しかし関係者の人数が増えるほど、誰が確認済みで誰がまだなのかを、記憶や個別のやり取りだけで 把握し続けるのは現実的ではなくなります。
案件の関係者ごとに、日程調整の申込を送った日時、日程の回答があった日時、日程が確定した日時、 確定通知を送った日時、そして確定内容を確認した日時までを、一覧で並べて確認できる。 これができてはじめて、「誰に」「何を」「いつ届け、いつ確認されたか」を、主催者が自分の目で確かめられるようになります。
確定通知を送った日時はあるのに、確定確認の日時が空欄のままの人がいれば、それが「まだ確認していない人」です。 そうした人が見つかったら、一覧のその人の行から個別に再送すればよいだけです。
確定日程の再通知には、関係者全員に一斉に送るボタンと、選んだ1人だけに送るボタンの両方が用意されています。 全員に一斉送信すると、すでに確認済みの人にまで同じ通知が重ねて届いてしまいます。 一覧で確認状況を見ながら、まだの人だけに絞って個別に送り直せば、他の関係者を煩わせずに済みます。
なお、これは「未確認の人だけに自動で一括再送する」機能ではありません。 あくまで一覧を見て、確認していない人を主催者が見つけ、その人にだけボタンを押して送り直す、という運用です。 それでも、一覧で確認状況が見えている以上、誰に再送すべきかで迷うことはなく、 そうやって1人ずつリマインドしていくことで、未確認の人を少しずつ減らしていけます。
再送する文面にも、少し配慮が必要です。「確定確認」の記録が残っていないというだけで、 本当は内容をもう見ているのに、たまたまリンクを押していないだけの人もいるかもしれません。 「まだ確認されていません」と決めつけるような言い方をせず、 「すでにご確認済みでしたら恐れ入りますが、念のため再度ご案内いたします」といった、 やわらかい言い回しにしておくと、相手に角の立たない再送になります。
確定通知の送信自体を忘れていた場合、それは主催者側の責任です。関係者からすれば、 そもそも情報が届いていないのですから、確認のしようがありません。
一方、確定通知はきちんと送っていて、それでも関係者が確認していなかった場合は、 確認を怠っていた関係者側の事情になります。主催者としてはやるべきことをやった上で、 関係者側の確認漏れが起きた、という状態です。
この2つは、日程調整のトラブルとしては似たような結果に見えても、原因も対応も異なります。 記録が残っていれば、他の関係者や関係部署へ経緯を説明する際にも、 「いつ送って、いつ確認されたか」を根拠として示しながら、正確な説明ができます。 記録がなければ、送った側・受け取った側のどちらの言い分が正しいのかを、後から検証する手立てがありません。
ここまでの内容は、メールの往復だけでも一応は再現できます。 ただし、その分の手間と抜け漏れのリスクを、主催者が丸ごと引き受けることになります。
確定日程をメールで送ったあと、相手が読んだかどうかは、開封通知に頼るか、返信を待つしかありません。 返信がなければ読んだのかまだなのか分からず、心当たりのある相手に一件ずつ「ご確認いただけましたか」と 催促のメールを送ることになります。返信が来たら来たで、それを見落とさないようにExcelなどへ手動で転記し、 案件の関係者が増えるほど、この作業量はそのまま比例して増えていきます。
| 項目 | 人力(メールの往復) | Pushule(システム) |
|---|---|---|
| 開封の把握 | 相手の返信頼み。開封通知も当てにならない | リンクを開いた瞬間に日時が自動で記録される |
| 未確認者の特定 | 送信済みメールと返信を1件ずつ突き合わせて確認 | 進捗一覧を見れば、確認済みかどうかが一目で分かる |
| 催促・再送 | 相手ごとにメールを書き直して個別に送る | ボタン1つで、全員一斉または選んだ1人だけに再送できる |
| 記録の残り方 | 各担当者のメール履歴に散らばり、あとから追いにくい | 日時つきで一覧に一元管理され、誰でも同じ記録を見られる |
| 人数が増えた場合 | 対応の手間がそのまま人数分だけ増える | 一覧を確認する手間は、人数が増えてもほぼ変わらない |
| 責任の所在の説明 | メールのやり取りをさかのぼって、その都度説明が必要 | 記録を示すだけで、送信・確認の経緯を説明できる |
Pushule(プッシュール)では、案件の関係者ごとに、調整送信・日程確認・日程確定・確定送信・確定確認の 各日時が一覧で確認できます。確定通知のリンクを関係者が開くと、確定確認の日時が自動的に記録されるため、 関係者に別途ボタンを押してもらう必要はありません。「確定再通知」ボタンは案件のカード上部(関係者全員宛て)と、 関係者ごとの行(その人だけ宛て)の両方にあり、確定確認が空欄のままの人がいれば、その行のボタンから個別に送り直せます。
日程調整は、候補日を決めて確定日程を通知したところで終わりではなく、 関係者がそれを実際に確認したことまで見届けて、はじめて完了します。 確認したかどうかを記録し、一覧で目視でき、確認していない人にだけ個別に再送できる。 ここまで整えておくことで、「送信を忘れていた」のか「送ったが確認されていなかった」のかを区別でき、 責任の所在を正しく説明できる日程調整になります。